住宅ローン利用の有無とその額について考えてみます。中古マンションの買主がいくら買いたいといったところで、買主にお金がなければ買えません。そこでほとんどの買主は住宅ローンを利用します。しかし審査に通らなければ当然住宅ローンはつかず、取引ができなくなります。よって住宅ローンの利用がある場合は、審査に通る見込みがあるか聞いておきましょう。もちろん銀行以外は、絶対通るとか通らないということはわかりません。しかし、あなたが売却を依頼した不動産屋が買主または買主側の不動産屋と接触し、買主の年収がわかれば、ある程度の見当はつきます。住宅ローンを利用する買主と契約する場合、審査に通る見込みがなさそうであれば時間を取られる可能性が高いです。結果、ローンが通らなければ契約も無条件で白紙となります。中古マンションの購入申込書には、契約時に買主があなたに支払う手付金の支払予定額が書かれています。一般的には、手付金は売買代金の数%程度といわれています。2000万円の売買であれば、手付金200万円という感じです。この手付金ですが、やたらと低い金額を提示してきたら要注意です。売買代金の5%を下回る場合は、もう少し手付金を上げてくれと交渉しましょう。なぜなら、売買契約の中で「手付け解除」という項目があります。それは契約からある一定の時期までであれば買主は手付金を放棄して、売主は受領した手付金と同額の金額を上乗せして相手方に返せば、理由を問わず契約を一方的に解除できることとなっています。契約締結の時期は、早ければ早いほどいいです。火曜日に中古マンションの内覧があり、週末には契約締結。こんなペースは充分に考えられます。何度もいいますが、中古マンション購入申込書はあくまで、交渉権を得るためのもの。この買主の申し出をがっちりと売買契約で固めるまでは、何が起こるかわかりません。買主の気が変わらないうちにできるだけ早く契約をしてしまうほうがいいのです。

引渡しの希望時期

契約だけ早くしても、そんなに早く引渡しできないよ!という意見もあるでしょう。中古マンションの売主さんによっては「数か月後に転勤が決まっている」というように引越の時期が確定している場合や、買い替えで新しい家を探す時間の余裕がほしい場合があります。この場合は、引渡しの希望時期を先に延ばせるか交渉しましょう。「今週末に契約して、引渡しは3か月後」というような設定は可能です。特に買い替えの場合などは「思った家がすぐに見つからない」という事態になる可能性も考えられます。この原因で引渡しの時期を越えてしまえば買主に対し損害賠償が発生することもあります。引渡しの時期は少し余裕を持たせた設定にしておくことをお勧めします。後は、その他の条件に問題がないか確認しましょう。